...火はまっすぐに上の方に燃えて...
有島武郎 「火事とポチ」
...先づ上の方から、羽振りの好い者から、何十人の名が大抵我々の口に上つた...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...一人の年上の方は...
グスタアフ・ヰイド Gustav Wied 森林太郎訳 「尼」
...しゅうしゅうとこぼれる水は赤く燃えている青江の服を上の方からべとべとにしめらせましたから...
海野十三 「怪塔王」
...上の方へひらいていきました...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...この河の上の方には人が住んでいるな」とお察しになり...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...だん/\毛布は頭上の方に幅を擴げて行つてはつと思ふ間に其中にあつた手は枕許の手拭を掴まうとした...
高濱虚子 「續俳諧師」
...お菊さんは驚いて眼を上の方にやつた...
田中貢太郎 「雨夜詞」
...ちょうど女工の怪死していた上の方まで往くと...
田中貢太郎 「堀切橋の怪異」
...上の方へ舞い上らずに...
谷崎潤一郎 「細雪」
...追い/\上の方の女中たちにまで及んだ...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...だが不可能を説明し得るのは数学に於てしかあり得ない出来事だ(例えば五次以上の方程式の一般解決の不可能の如き)...
戸坂潤 「科学論」
...年上の方のが戻ってきて...
豊島与志雄 「或る素描」
...川上の方を見た...
新美南吉 「川」
...が上の方は裸の埃(ほこり)であった...
葉山嘉樹 「淫賣婦」
...ぐんぐん上の方へ釣上げられてゆく...
原民喜 「火の唇」
...谷の上の方をまっ赤な火がちらちらちらちら通って行くんだ...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...ハッと恐れ驚いたまま吹上の方へ引返して行きましたが...
吉川英治 「江戸三国志」
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