...而(しか)もその時は久振に夫と愉快な旅行をして上々の首尾だったのであるから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...十二月卅日風は冷たいけれど上々吉のお天気...
種田山頭火 「行乞記」
...上々吉の天候でもあり気分でもあつた...
種田山頭火 「其中日記」
...その男がこの件を片付けてくれるのなら上々...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「曲れる者」
...それで気流の状態は上々であった...
中谷宇吉郎 「アラスカ通信」
...折から花は眞つ盛り、日和は上々、向島の土手の上は人間で盛りこぼれ相で、川面(かはも)は遊山船(ゆさんぶね)で一杯、小僧の一人や二人が向島へ駈け出したところで、花見船を見付けることなどは思ひも寄りません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お父さまも上々の御機嫌なのよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...あのひとの言ふやうな上々の首尾にいかなかつたら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...子供の習字を極上々とほめはやす手なのだらうと推察される...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...健康も余り上々ではない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...樺桜の皮が湿気をふせぐのに上々の資材なのがこれでも分る...
柳宗悦 「樺細工の道」
...莫大といっていいくらいです」彼は上々のきげんで...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...「上々の首尾でした...
吉川英治 「三国志」
...上々な首尾だった...
吉川英治 「私本太平記」
...しかし賜謁(しえつ)は、上々の首尾で、義貞は身にあまる思いにくるまれ、さらにべつな庭では、准后(じゅんごう)三位ノ廉子(やすこ)にも謁(えっ)した...
吉川英治 「私本太平記」
...(中入(なかい)りの一挙は、首尾上々、味方の大勝に帰したとはいえ、なお賤ヶ嶽、岩崎山、堀秀政の東野山より堂木(だんぎ)へわたる敵のうごきも定かでない...
吉川英治 「新書太閤記」
...弁円は、小声で、「上々の首尾さ...
吉川英治 「親鸞」
...飲んでみると生一本の上々である...
吉川英治 「落日の荘厳に似る」
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