...この家は一間しかなくて、狭くて暗い...
...あの古民家は、一間一間が異なる雰囲気がある...
...オフィスの一角に一間だけ個室がある...
...祖母の家は、一間の台所に五人がじゃんけんできるほど賑やかだった...
...障子を取り付けるには、一間差しかないので、微調整が必要だ...
...僕らはかういふ四畳半の一間にこの小さい長火鉢を据ゑ...
芥川龍之介 「身のまはり」
...それ以来病気だといって一間に...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...私たちはその夜は此の十三歳の二人の少女と共に此の一力の一間に夜を更かしてそのまま眠って了(しま)った...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...僅か六畳か八畳の一間と思はれるのに...
高浜虚子 「発行所の庭木」
...蛇の一間も手前まで来ると...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...ここでいい心持に舟を漕ぎはじめたことは事実なんだが――それにしても奥の一間は……三十奥の一間のことは問題外として...
中里介山 「大菩薩峠」
...大谷風呂の一間で会見を終りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...人々と此の家の一間々々を見て歩いた...
長塚節 「菜の花」
...熊笹の茂つてゐる一間余りの崖を攀(よ)ぢ登ると上から手を差し延べた...
長與善郎 「青銅の基督」
...粗末な納屋の明り取りの横窓の枠(わく)――それは一間半ばかりの細い剥ぎ杉を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...萬一間違ひと言ふものが――」「くどいなア」「笹屋の宗太郎ですよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一間ほど南へ寄つた塀に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...広やかに物数寄(ものずき)な一間に通り座が定(き)まった時...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...穢い羽目の高いところに、三尺に一間の窓、そこには格子も硝子もなくていきなり内部が見えた...
「一本の花」
...一間ばかり離れて中腰で居る吉村へ斬り込む...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...一間(けん)ばかり向うの闇の中に跼(うずく)まっている白い物体に対(むか)って身構えた...
夢野久作 「白菊」
...旅人の集りに似た宿所となった一間とはいえ...
横光利一 「旅愁」
...その家の一間(ひとま)に起き出た頃は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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