...その後一転して自分もちょうど金に困り...
魯迅 井上紅梅訳 「端午節」
...一転して先年の予防工事のことに触れ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...草取りから一転して...
太宰治 「天狗」
...心機一転して僕自身にかえり...
辻潤 「ふもれすく」
...急に方向を一転して自分の生活の刻下の窮状を描写し...
寺田寅彦 「随筆難」
...わが社会の運動は一転して平和主義の運動となるもまたいかんともなすべからざるを知るなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...高橋哲学に於ける全体的有が一転して「絶対無」と呼ばれ得ることも興味のある現象だということになる...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...今度は問題は一転して察哈爾(チャハル)省に向かったというのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...一転して戦闘機関となった...
豊島与志雄 「反抗」
...やがてジャン・プルーヴェールの詩のことから一転して...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...話は、ずっとさかのぼるが、藤原義江君が外国から帰り、以前の戸山英二郎時代とは、心機一転して、楽壇にデビューした時のことである...
野村胡堂 「胡堂百話」
...それに、費(つか)い込みが十二三両あるのを、そのままにして主人の娘を殺すのも少し気が廻らなさすぎる」「…………」平次の言葉は、一句一句、兼松にかかる疑いを解いてやりましたが、一転して、「そこへ行くと、谷五郎なんか、お美代が殺される前の日、八所借(やところがり)をして、費い込みの二十何両を纏(まと)め、そっと銭箱に入れて帳尻を合せている」そこまで来ると、部屋からパッと飛び出した者があります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...禅機などから一転して急に世からのがれたくなったのではない事はあんまり知れすぎていた...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...妄想は一転して倫理教育の上に至る...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...スタニスラウスは目を高い腕附きの椅子からそらして、ちよつとアウグステをばさんの陰気な額の上に休ませて、更に一転して、大いに意味ありげに女主人(をんなあるじ)イレエネの顔に注いだ...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「祭日」
...さらに一転して個人的立場の欠陥を次のようにも見ることができる...
柳宗悦 「工藝の道」
...しばらく」と、秀吉は、また急に、話題を一転して、「博学な貴公なれば、御存じかも知れぬが、現在、日本中の数ある城廓(じょうかく)のうちで、天守閣(てんしゅかく)というものを築いておる城は、幾つありましょうか...
吉川英治 「新書太閤記」
...ひとつ今夜は勇気づけさせましょう」――場面は一転して...
吉川英治 「新・水滸伝」
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