...一方では私達の様に普通の社交生活をしていて...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...一方ではまたミリミクロンの百万分の一という極微の単位によって電子の大きさをはかろうとしている...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...問題は何処までも、そんなに安っぽく臀(しり)を持ち上げたくないと云うこと、結局は申込みに応じたいのだが、今日のところは辞柄(じへい)を構えて二三日でも先へ延ばしたいと云うこと、要するに何となく勿体(もったい)を付けて見たいだけのことなのであるが、一方では又、あんなに意気込んでいてくれるのに、それを素直に受け入れないでは、先方の感情がどうであろうかと云う配慮もあった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...古典が続々新版になる一方では新思想ものが露店からくずかごに移されて行くのも不思議である...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...また一方では火災伝播(でんぱ)に関する基礎的な科学的研究を遂行し...
寺田寅彦 「函館の大火について」
...また一方では一種の風味のために食用にする事がある...
寺田寅彦 「話の種」
...しかし短歌連作をいろいろと開拓して行くうちにはあるいは一方ではおのずからいわゆる連歌の領域に接近し...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...最早一方では生えて居る...
徳冨蘆花 「草とり」
...一方では、敬意があるので、心の中をうち明けようという勇気がくじかれる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一方では厄介払いだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一方ではそういう法則があって...
夏目漱石 「模倣と独立」
...けだしそれは、一方では、生の交渉の中から直接に産れるものとしてそれ自身或る意味では基礎經驗そのものであり、そして他方では、それは既にそれ自身ロゴスとして他の意味ではイデオロギーに屬するが故に、能く兩者を媒介することが出來るのである...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...一方では史學方法論...
三木清 「歴史哲學」
...化粧をしたりしている一方では...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...一方ではいろいろと御親切にお世話をしてくださいました御恩は私のようなあさはかな者にも深く身に沁(し)んでかたじけなく思われているのでございますから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ただ一方では臼のかわりの役目を...
柳田国男 「木綿以前の事」
...父がまた以前のつきあい仲間へ顔を出し初めて、それの見得も伴ったり、一方では、生糸相場でも損に損を追っていたことだったろう...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...一方では飯盛の武士たちが...
和辻哲郎 「鎖国」
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