...彼女は一己の力で成功を手に入れた...
...一己の欲望に流されないように注意しよう...
...彼は自らの一己の力のみでこの困難を乗り越えた...
...一己の判断で行動することも大切だ...
...彼は一己の思考で、自分自身の哲学を築き上げた...
...(四年の暮)八 二つの途1一己の私事から出發することを許して戴きたい...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...それは俺一己のためではなくて俺の愛のためである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...受けた攻撃の主意を自分一己(いっこ)の事とせず...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...寧ろ私一己の考えをもってすれば勿論悉く削除したいくらいである……」と切り込み...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...第一己(おれ)は熊谷の家が何処にあるのかも知らない...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...『第一己(おれ)は金さんに濟まないと云ふ...
徳田秋聲 「絶望」
...御国法と申す儀も御一国御一己のお取極(とりき)めまでにて当時にては万国ともに通商致さざる国とてはこれなきことに候えば万国の例に御随順...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...外国を侵掠したりとて一己人民の権利をば蹂躙し去らば国家の目的いずくにある...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...其の頭脳は独自一己の圭角を有せり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...一己の意見を立てる事が行はれた...
内藤湖南 「概括的唐宋時代觀」
...自分一己の理窟を立ててものを書き...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...匹夫の任侠の徒が臂を攘げて一己の志を行ふ者と一樣には論ぜられないのである...
内藤湖南 「聖徳太子」
...殆ど一己の癖ばかりで書いて居るが...
内藤湖南 「北派の書論」
...一己(いつこ)の利に迷ひ...
中里介山 「大菩薩峠」
...兎に角獨自一己の力であれ丈に成つた人であるから門に集つた後進者が幾ら聰明であらうとも感服せなければならぬ點は多かつたに相違ないが...
長塚節 「記憶のまゝ」
...真の勝利者は第一己(おの)れなる者を全然破り...
新渡戸稲造 「自警録」
...自分一己の事なら間違つたら遣り直す事も出来ます...
原田皐月 「獄中の女より男に」
...一己の心霊の満足は目的でない...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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