...一家の健康や更には生命がこのことに依存する...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...何時か久米の倨然たる一家の風格を感じたのを見ては...
芥川龍之介 「久米正雄」
...私は私一家の秘密をも...
芥川龍之介 「二つの手紙」
...一家の生命(いのち)の綱と頼む姉が倒れたとなると...
徳田秋声 「縮図」
...ほとんどジルノルマン一家の人々と顔を合わせることがなくなった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一家の學として出來たものであつたのが...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...今ゴンクウルの著書中に散見せる林氏の所説を見るに浮世絵並(ならび)に江戸文学一般に関する解説考証いづれも正確にして自(おのずか)ら一家の趣味鑑識を備へたり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...まして一家の破滅などとは合点(がてん)なり難(がた)き」冷(ひや)やかな返事です...
中里介山 「大菩薩峠」
...それといふのは律義な人はかういふ成立ちの事柄をも一家の恥辱のやうに思つて居るからである...
長塚節 「菠薐草」
...探偵をする気はないが自然金田君一家の事情が見たくもない吾輩の眼に映じて覚えたくもない吾輩の脳裏(のうり)に印象を留(とど)むるに至るのはやむを得ない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...近頃はさすがに一家の主人だから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...主人一家の来るのを待っているのだということだけしか分からないんです」時はあたかも町の贅沢な人たちが一種の流行で...
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン Ernst Theodor Amadeus Hoffmann 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...その後妻は一家の權力を握つて横暴の振舞ひが多く...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...目先の利かないと見られて居る子が小一時間も山田の一家の事並びにお久美さんの解剖を聞かなければならなかった...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...あのけちんぼ一家の損得勘定じゃよっぽど儲けものだったにちがいないよ」かみさんたちは知らないのだ...
山本周五郎 「季節のない街」
...てっきり蔵元屋騒動のかかり合いと察しました私ども一家の驚きと悲歎のほど御察し下さいませ...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...よく俺は幾日食はなかつた事もあるなどと、過去の荊棘を語る人もあるが、一家の爲とか、主人の爲とか、社會の何かに貢獻する爲でもあつたのなら知らず、わづか一身だけの貧困などが、なんで苦勞といへるか、人に話せることか...
吉川英治 「折々の記」
...彼ら明智一家の将士は道義人倫に一筋な者どもだった...
吉川英治 「新書太閤記」
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