...――ソラは視覚のナマエについてのみ存在を明かにする(代表のオレは代表の一例を挙げること)蒼空、秋天、蒼天、青天、長天、一天、蒼穹(非常に窮屈な地方色ではなからうか)ソラは視覚のナマエを発表した...
李箱 「線に関する覚書7」
...一天(いつてん)霽(は)れて...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...一から十までが干渉好きの親分肌の矢野次郎の実業一天張(いってんばり)の方針と相容(あいい)れるはずはなかった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...一天保銭(てんぽうせん)の出来た時代と今と比べると...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...大それたる利己一天張りに陥るというが如きは見逃すべからざる弊だ...
大隈重信 「日支親善策如何」
...「作家」という一天使に浄化する事がどうしても出来ません...
太宰治 「風の便り」
...何とあたゝかい手紙が――澄太君をし(マヽ)て迎田さんから――ふと思ひ立つて山口へ行く、途上、冬村君に逢ふ、ニコ/\してゐる、その筈だ、今夜が婚礼だといふ、一天雲なし、めでたい/\...
種田山頭火 「其中日記」
...一天保(てんぽう)十三壬寅(みずのえとら)の年の六月も半(なかば)を過ぎた...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...京都の御趣意は攘夷一天張りであるのに...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...日光町に着きたる頃は一天晴む底だに見えず...
正岡子規 「日光の紅葉」
...いまのうちだぞ」同じ扮装の天狗だが、この一天狗が、田楽仲間でなかったことは、論をまつまい...
吉川英治 「私本太平記」
...いや三月十三日の寅(とら)ノ一天(てん)(午前四時)から辰(たつ)ノ刻(こく)(午前八時)までとあるから厳密には早朝一ト煙の市街戦だったといってよい...
吉川英治 「私本太平記」
...寅(とら)の一天(午前四時)といえば初夏でもまだ暗かった...
吉川英治 「私本太平記」
...夜は子(ね)の刻(こく)の一天(てん)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...一天万乗の大君を...
吉川英治 「新書太閤記」
...眸(ひとみ)を一天に凝(こ)らしていたのであるが...
吉川英治 「新書太閤記」
...これも一天の君の御為(おんため)と思えば……」三位卿は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...やはり世の中には二一天作(にいちてんさく)の五ばかりには行かず...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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