...一から十までおっしゃる事をはいはいと聞いていられませんわ...
有島武郎 「或る女」
...彼女は自分が一から十まで世話を焼く事が出来るといふ責任感も含めて――或ひはそれゆゑに一層――鶴子の幸福をいろ/\と工夫案配してゐた...
犬養健 「朧夜」
...休みなく一から他へと移る考へ方の變動は吾々にもはや耐へられなくなる...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...そして最後の紙へ何をしたと書いて、それを誰にも見られないように、予(あらかじ)め定(き)めておいた第一の紙片を持つ人に名前の紙を、第二の紙を第二の人に、順々に渡して、みんな揃(そろ)った所で、第一から第二、第三と、連絡をとって読みあげるのです...
竹久夢二 「誰が・何時・何処で・何をした」
...という実に一から十までそのとおりの事で...
太宰治 「男女同権」
...あの馬鹿の竹一から...
太宰治 「人間失格」
...廻転盤と賭(ステイキ)面には一から三十六までの数が仕切ってある...
谷譲次 「踊る地平線」
...十束一からげにされてはどんな人間でもやりきれない...
辻潤 「ふもれすく」
...第一から第三までの道を除いて...
戸坂潤 「科学方法論」
...一から十まで服従して仕事を助けているのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...夫人の認定を一から十まで承知するよりほかに仕方がなかった...
夏目漱石 「明暗」
...これに反し一から多へというのは...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...一から十まで感服してゐるのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...万法帰一から脱体したものであらうが唯恐れ入る外はない...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...一から順に本読みである...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一から十までうまい話にはゆかないとは思っていたけれど...
正岡容 「寄席」
...塙保己(はなはほき)一から取り寄せる書籍の残の事...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...いつか久米一から聞いた怪気焔(かいきえん)を思いだして...
吉川英治 「増長天王」
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