...その外(ほか)飾り窓の中の軍艦三笠も、金線サイダアのポスタアも、椅子も、電話も、自転車も、スコツトランドのウイスキイも、アメリカの乾(ほ)し葡萄(ぶだう)も、マニラの葉巻も、エヂプトの紙巻も、燻製(くんせい)の鰊(にしん)も、牛肉の大和煮(やまとに)も、殆ど見覚えのないものはない...
芥川龍之介 「あばばばば」
...恰(あたか)もハヴアナのマニラに於ける如き煙草小説を書かんものぞ...
芥川龍之介 「骨董羹」
...僕は昭和十八年の一月十八日マニラに着き...
石川欣一 「比島投降記」
...僕はかつてのマニラ生活を思い浮べた...
石川欣一 「比島投降記」
...マニラ飛行第四聯隊の目標は...
海野十三 「空襲葬送曲」
...殊更(ことさら)マニラ飛行隊を帝都へ送って空襲をさせ...
海野十三 「空襲葬送曲」
...一路マニラにむけて飛行中であった...
海野十三 「太平洋魔城」
...マニラへはいよいよ遠ざかり...
海野十三 「太平洋魔城」
...自分の夫はもとマニラで商売をしていたのが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...マニラの帰休兵とかで茶色の制服に中折帽を冠(かぶ)ったのがここばかりでない途中でも沢山(たくさん)見受けた...
寺田寅彦 「根岸庵を訪う記」
...パイプを軽くつまんでマニラを吹いて居る...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...誠太郎に兄(あに)の部室(へや)からマニラを一本取(と)つて来(こ)さして...
夏目漱石 「それから」
...マニラはジヤズが多く...
成澤玲川 「ラヂオ閑話」
...「日本で、天皇自身が降伏を決意せられ、ロシアの仲介を得ようと、最初、もくろまれたのは、じつに一九四五年二月十四日、マックアーサー元帥麾下(きか)のアメリカ軍が、マニラ入城の後、原子爆弾の第一弾が、日本に投下される約六カ月以前にさかのぼるのである...
蜷川新 「天皇」
...マニラの臭氣相混じて一種縁日臭を作り...
萩原朔太郎 「二十三夜」
...二十五人のマニラ人および数名のシナ人が乗組んだ...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...マレー人やマニラ人の潜水夫(ダイバー)は十尋(六十尺)がせいぜいで...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...マニラの比島戦犯裁判の過程にはいくどとなく山川の名が出たが...
久生十蘭 「蝶の絵」
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