...人ごみを離れたベンチの上に雑誌などを読んでいることがある...
芥川龍之介 「お時儀」
...道々も夢中に停車場に入るとそこのベンチに荷物を投げるように置いた...
伊藤野枝 「わがまま」
...驚いたよ」和作はベンチの背にあてた片腕に首を載せ...
犬養健 「朧夜」
...事務所に近い日比谷(ひびや)公園に立寄り片隅(かたすみ)のベンチに...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...公園のベンチで御弁当を食べて...
太宰治 「正義と微笑」
...今もそのベンチに坐ったのである...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...この水準点ベンチマークの鋲の丸いあたまに不思議な愛着のようなものを感じてちょっとさわってみないではいられなかったのである...
寺田寅彦 「小浅間」
...公園のベンチの上でそのまま永久に死んでしまった...
萩原朔太郎 「日清戦争異聞」
...煤けた駅のベンチで考えた事は...
林芙美子 「新版 放浪記」
...ベンチとが作りつけてあった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...私の坐つてゐるベンチのとなりには...
堀辰雄 「CARTE POSTALE」
...僕が公園のベンチの上で彼女を待ちあぐんでゐる最中...
堀辰雄 「死の素描」
...私は未だ宿屋の番頭なども繰り込まぬ人気のない待合所のベンチに腰を降して「新進作家叢書」とか「ウエルテル文庫」などゝいふ小型の和訳本を読んだ...
牧野信一 「熱海線私語」
...」私は停車場のベンチに凭つて...
牧野信一 「病状」
...木製(もくせい)のきれいなベンチも置(お)いてありました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...男はベンチで脚を組んだ...
山川方夫 「一人ぼっちのプレゼント」
...が、後ろのベンチで、春婦の群れが茸(きのこ)のように塊(かたま)ったままじっと二人を眺めていた...
横光利一 「上海」
...二人はベンチを離れると...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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