...両脚を変な恰好にしてバランスをとり...
石川欣一 「山を思う」
...自分ははじめから絶えず東洋の哲学を講じてバランスを保つように努力してきたのであるけれども...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...非常によくバランスのとれた何かの複雑なエンジンの運転を見ているような不思議な快感がある...
寺田寅彦 「映画雑感(※[#ローマ数字7、1-13-27])」
...」「いったい、この頃、たいていの者はみな、精神のバランス、釣合いを失っていて、そのため、意志薄弱になっていますね...
豊島与志雄 「庶民生活」
...それでは俺に恋は出来ないお前を知る前既にお前の今後発見することを発見しつくしてゐたから一つの菓子を二人とも好んではゐない一人は大好きで一人が嫌ひです菓子と二人との三角関係菓子は嫌ひな一人からヤカレて仕合せ者だ一番平凡なバランスの要求だのに何故そのバランスが来ないのか髪油の香が尚胸に残つてゐる煙草の香が胸に残つてゐるかしら蛙が鳴いて一切がオーダンの悲哀だ...
中原中也 「(成程)」
...――彼は蝋燭のバランスを膝の上でとり...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...張力のバランスの破れたところに...
久生十蘭 「白雪姫」
...満寿子さんは精神のバランスがとれなくなるほどこのひとを好きになったが...
久生十蘭 「だいこん」
...危いバランスで歩かねばならない...
松濤明 「春の遠山入り」
...そしてそれよりも何千倍もグロテスクで恐ろしいアンバランスが...
三好十郎 「アメリカ人に問う」
...バランスを求めるために詩を書くのであるとぼくは述べたがぼくなりの考え方として...
山之口貘 「詩とはなにか」
...本能的に食物の栄養価のバランスをとっている...
山本周五郎 「季節のない街」
...それが皮肉にも常にバランスがとれないで...
吉川英治 「折々の記」
...それは私本太平記の途上ではいたずらな構成のアンバランスになりかねないのだ...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...どこかバランスがとれていないといった程度の一病はあった方が...
吉川英治 「随筆 新平家」
...こことのバランス...
吉川英治 「随筆 新平家」
...今や私は系統立てて明確な意見を述べねばならない――私自身の心のバランスのためだけではなく...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
...こうして平衡(バランス)をとりながら歩行するじゃろう...
蘭郁二郎 「白金神経の少女」
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