...このニヒリスト先生...
犬田卯 「沼畔小話集」
...彼は私の様ないわばニヒリストではなく...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...そういう冷血犯人にはニヒリストをもってくるのが最もふさわしいのである...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...ニヒリストと言う看板をかかげて...
竹内浩三 「愚の旗」
...一面ニヒリストでありアナーキーストであつて...
田山録弥 「社会劇と印象派」
...闇に怒るを月に見つけられ万年筆にインクをつめる資本家の工場にニヒリストの煙突寒竹の春には枯木ばかりなる淫売婦共同便所...
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...ニヒリストらしいところがある...
豊島与志雄 「自由人」
...今もいった通り多摩川の岸で船頭や粉挽をやっている位の男ですからいわゆる通人という部類の男ではありますまい――遊戯思想ということをもう少し厳粛に考えているかも知れません」「ところであの小説の中の Tsukue が主人公なのですか――よくあの男の性格をニヒリストだというのを聞きますが...
中里介山 「山道」
...所詮世上のニヒリストには最も馬鹿気たと見えるだらう生活を――私自身もこだはつた生活だと今では思つてゐる――してゐた私は...
中原中也 「その頃の生活」
...このニヒリストは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ニヒリストになることの運命だと誰れかが言つた...
萩原朔太郎 「悲しき決鬪」
...李白(りはく)に至っては典型的なる純情のニヒリストで...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...冬子が選んだ相手が、ニヒリストの、あの詩人であるなら、まだ耐へることが出來るが、僕の――僕の先輩、日本でたつた一人の先覺者、アナキズムの、大學者の×氏を、僕があるために、空しく海峽の藻屑としてしまふのは忍びない、そのくらゐならば、僕が死んであげる――」その人は歔欷したが、私は吃驚した...
長谷川時雨 「傘」
...この生ぐさきニヒリストは腹がなおると...
林芙美子 「新版 放浪記」
...でも勇兄さんのやうにニヒリストぢやなささうです...
林芙美子 「谷間からの手紙」
...むしろニヒリストであったようである...
三木清 「読書遍歴」
...省三 君はニヒリストだ...
三好十郎 「冒した者」
...「あなたはニヒリストでいらっしゃいますのね...
横光利一 「上海」
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