...俺は此等の自己肯定者、デカダン、弱者、游泳者、寄生蟲と自分とを等位に置くことによつて、僅かに俺の中に實現したる「眞理」を辱しめる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...義雄は自分の「デカダン論」で説いた最も悲痛切實な自食的戀愛觀が...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...秋・女人訓戒・座興に非ず・デカダン抗議」「俗天使」「花燭」昭和十四年五月に「愛と美について」さうして...
太宰治 「『老ハイデルベルヒ』序」
...デカダン小説と人に曲解されている...
太宰治 「おしゃれ童子」
...どこやらデカダンと紙一重のなまめかしさがあった...
太宰治 「斜陽」
...もつと烈しいデカダンに行くか...
田山録弥 「雨の日に」
...グレーなどは標式的デカダンには相違ないが...
田山録弥 「J. K. Huys Mans の小説」
...あいつも!アルカージナ デカダン……!トレープレフ さっさと古巣の劇場(こや)へ行って...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...仏蘭西のデカダン等はみなみな然りであった...
辻潤 「ふもれすく」
...デカダンスは社会に於ける認識の無能化...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...それ故(ゆえ)に彼等は革命家であり、志士であり、デカダンであり、ニヒリストであり、旅行家であり、哲学者であるのだ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...多少デカダンに陥りていこそすれ...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...笑つて済ませるといふデカダンには不幸にして陥入ることが能(かな)はないんだ...
牧野信一 「裸虫抄」
...そのことはいかに習慣がデカダンスに陥り易(やす)いかを示すものである...
三木清 「人生論ノート」
...ブルジョア社會は今や最後のデカダンスに陷つてゐる...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...あんなデカダンスの時代にもこういう女たちはこんなにすこやかで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ドイツが一九一四―八年の間に全くデカダンスに陥ったという小規模の心理的見本です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...もし天平末のデカダンスがこの画によって代表せられるとすれば...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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