...彼は人造人間の頭のようなグロテスクな円筒形の冑(かぶと)を被っていた...
海野十三 「深夜の市長」
...なんとそれはグロテスクな恰好(かっこう)をした機械人間(ロボット)であった...
海野十三 「超人間X号」
...少しグロテスクに見えたが...
谷崎潤一郎 「秘密」
...その夜の宿の浴場で九歳の子供の自分に驚異の目をみはらせるようなグロテスクな現象に出くわした...
寺田寅彦 「蒸発皿」
...子供の時代に受けたいろいろの有益な「美的教育」のかたわらにこうした「グロテスク教育」もあったということは...
寺田寅彦 「蒸発皿」
...日常見馴れているものの中に潜んでいるグロテスクな分子を指摘される...
寺田寅彦 「二科会その他」
...また一方原始的の食人種が敵人をほふってその屍(しかばね)の前に勇躍するグロテスクな光景とのある関係も示唆される...
寺田寅彦 「備忘録」
...この奇怪(グロテスク)な秘密の幕を切って落すことなしに空しく過ぎて行った...
コナン・ドイル 新青年編輯局訳 「臨時急行列車の紛失」
...彼自身には大へんグロテスクな面影のように思えた...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...ところが、大衆文芸が(或は時代映画――剣戟映画が)、厭かれはじめながら、なお且、甘ったるい恋愛とチャンチャンバラバラを中心として、その命脈を保っているのはどうしてであるか――思うに、人間には常にかかるアムビシャスな、奇怪な、グロテスクな、謀叛的な、革命的な、そして英雄的なものを要求する傾向――本能の一面があるのではなかろうか...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...このグロテスクな大集団の中に...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...それから井戸端へ參りました」「お前は?」「召使の猪之吉でございます」グロテスクな南瓜頭(あぼちやあたま)は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...グロテスクにさへ見えるのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...グロテスクで気味が悪くさえあります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...存分にグロテスクな顔には...
野村胡堂 「焔の中に歌う」
...どこまでグロテスクだらう――いや...
牧野信一 「夏ちかきころ」
...しかしどんなにグロテスクであっても...
三好十郎 「アメリカ人に問う」
...怪異即(すなわ)ちグロテスクの要素が常に内在しているからです...
柳宗悦 「民藝四十年」
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