...その後の間はまことにわずかの間に相違ないが...
伊藤左千夫 「奈々子」
...わずかの間隙(かんげき)をすりぬけて...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...もうわずかの間となった...
大杉栄 「獄中記」
...ほんのわずかの間の日向ボッコだが非常にいい気持だ...
大杉栄 「獄中消息」
...ほんのわずかの間ながら親交があって...
太宰治 「饗応夫人」
...相対していたのはわずかの間であった...
田山花袋 「田舎教師」
...彼は技能をないがしろにした――わずかの間に自己の優越を失ってしまったほど自惚(うぬぼ)れていたのである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...今日見るとわずかの間(ま)にもうだいぶ様子が違っている...
夏目漱石 「ケーベル先生」
...わずかの間に丸め込んだ嫂の手腕にはなおさら敬服した...
夏目漱石 「行人」
...わずかの間ですもの」「そうは行かないよ...
夏目漱石 「明暗」
...わずかの間にすぎないが...
細井吉造 「二つの松川」
...そういうとき不思議にわずかの間に遠い笛の音色をそらんじ...
室生犀星 「童子」
...わずかの間にそういうふうに親しくなっていたのね...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...わずかの間に見えなくなった...
柳田国男 「山の人生」
...わずかの間に三人(みたり)まで」母はなお眼をみはッたままだ...
山田美妙 「武蔵野」
...わずかの間の怺(こら)えだ...
吉川英治 「私本太平記」
...それもわずかの間でした...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして、滅入(めい)りがちな心の奥で、「先(せん)からわがままなお米さんではあったけれど、元は癆咳(ろうがい)を苦にしていて、沈みがちな気性だったのが、わずかの間に、どうしてアア捨鉢に変ってしまったのだろう...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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