...わずかに小屋の外で練習をするにとどまった...
石川欣一 「針の木のいけにえ」
...その姿を視(み)たのはわずかに今より前(ぜん)...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...膚(はだえ)の雪に映る火をわずかに襦袢に隔てたのであった...
泉鏡花 「婦系図」
...とにかく蟇口(がまぐち)の中に残っているのはわずかに六十銭...
魯迅 井上紅梅訳 「端午節」
...わずかに二尺ばかりの丸卓子一つだったという...
大鹿卓 「金山※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28]話」
...オリジナルの部分はわずかに三分といったような仕事が堂々と独創的な顔で通っているようである...
高見順 「如何なる星の下に」
...時の経過にわずかに曇ったそれは...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「長い部屋」
...わずかに十二歳であった...
寺田寅彦 「柿の種」
...麦はまだわずかに芽を出した所があるくらいであった...
寺田寅彦 「写生紀行」
...不世出の大天才であったことを「わずかに悟った」にすぎなかったと言われている...
野村胡堂 「楽聖物語」
...わずかに頑丈な窓の上に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...わずかに船首を向けた...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...ヴォー州における年結婚の総人口に対する比率はわずかに一対一四〇に過ぎず1)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...生児の平均寿命はわずかに三一年となっている2)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...汝ら、われ亡きあとは、わが弟を扶(たす)け、ゆめ怠るな」そういって、細い手を、わずかにあげて、「弟、弟……孫権(そんけん)はいるか」と見まわした...
吉川英治 「三国志」
...わずかに身を支える程度にとどめ...
吉川英治 「新書太閤記」
...その子供はわずかに六カ月の後(のち)に死んだので...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...わずかに、飴玉(あめだま)の大きさだ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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