...磔木(はりき)にさえおん身をおかけになりました...
芥川龍之介 「おしの」
...これとてもありきたりのものだが...
有島武郎 「星座」
...ひとりふたりにはあらざりき...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...答へ白さく「我が女はもとより八稚女(をとめ)ありき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...峠を登りきつて、少し下つたところで、ふと前を見渡すと、大きな高い山がどつしりと峙えてゐる、祖母岳だ、西日を浴びた姿は何ともいへない崇美だつた、私は草にすはつてぢつと眺めた、ゆつくり一服やつた(実は一杯やりたかつたのだが)、そこからまた少し下ると、一軒の茶店があつた、さつそく漬物で一杯やつた、その元気でどん/\下つて来た...
種田山頭火 「行乞記」
...彼は宜しく神明に祈るべかりき...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...伯は条約改正問題を以て黒田内閣を瓦解せしめたりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...紆余曲折の後ここまでたどりきたったのである...
中井正一 「美学入門」
...がんりきが焼きもちを焼きたがるのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...がんりき」「ほんとうにムクでござんすかねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...幕府時代には与力(よりき)の身分の人で...
蜷川新 「私の歩んだ道」
...妙に割りきれない苦渋さがあります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...きまりきった建築様式の石造の官衙(かんが)であろうが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...視神経が眠りきらないときに起るのですってね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...やはりきわめてあり来りの生活形態を反復している有様だから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...女も終(つひ)に買物を語らざりき...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...前の年既に両藩と西本願寺との間に周旋して和親を結びたりき...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
...さッと打ちふろうとすると呂宋兵衛が強力(ごうりき)をかけて奪(うば)いとり...
吉川英治 「神州天馬侠」
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