...よろめく脚を軸(じく)として...
梅崎春生 「桜島」
...よろめくようにして卓子の縁(ふち)をつかんで...
海野十三 「見えざる敵」
...直ぐにそのままよろめく気配がして表の硝子(ガラス)窓によろけかかり...
大阪圭吉 「銀座幽霊」
...そよぐ幻影あなたは ひかりのなかに さうらうとしてよろめく花...
大手拓次 「藍色の蟇」
...あなたのよろめくおすがたがさだめし大受けでございませう...
太宰治 「猿面冠者」
...あんな夢を見たけさのほがらかけさも一りん開いた梅のしづけさ鐘が鳴る師走の鐘が鳴りわたる・街は師走の広告燈の明滅・仲よい夫婦で大きな荷物飾窓の御馳走のうつくしいことようつくしう飾られた児を見せにくる寒い風の広告人形がよろめく朝日まぶしい餅をいたゞく午前は元寛さん来訪...
種田山頭火 「行乞記」
...八郎太は、よろめくと、すぐ、笹の中へ、仰向きに転がった...
直木三十五 「南国太平記」
...よろよろとよろめくところを...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼はよろめく脚をふみしめ...
中村地平 「霧の蕃社」
...老人は少しよろめくやうにして戸口の外へ出て行つた...
南部修太郎 「霧の夜に」
...」木下大佐は、よろめく足を、ぐっとふみしめた...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...更科の夜明けて二百二十日なり千曲の岸に小鳥よろめく前夜は出でて心ゆくまで姥捨の月を賞したのに...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...その車の中によろめくようにお乗りになってから...
堀辰雄 「楡の家」
...よろめく思いを男の子の肩に手をかけて支えようとした...
本庄陸男 「石狩川」
...チロチロとよろめく懐中時計のハラワタをいつまでもいつまでも透かし覗いているのが...
夢野久作 「塵」
...花明りによろめく蝶のような眩しさだった...
横光利一 「旅愁」
...よろめくように身を凭(もた)せた...
吉川英治 「大岡越前」
...「あッ」半助はよろめく...
吉川英治 「新書太閤記」
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