...柔(やわら)かな肱(ひじ)を...
泉鏡花 「婦系図」
...新治の地は瓦礫(がれき)を去ったやわらかな土面...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...手さぐりで、枕もとのスタンドへ手をのばそうとしたとたん、やわらかな手が、しっかりと博士の手をおさえました...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...友達のことまで何や彼や干渉されるのん嫌(きら)いやわ...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...それによって長吉はやみがたい心の苦痛が幾分か柔(やわら)げられるような心持がした...
永井荷風 「すみだ川」
...膳(ぜん)には茶碗(ちやわん)が伏(ふ)せてある...
長塚節 「土」
...何(ど)うなすつたのかと思(おも)つて」宗助(そうすけ)は下(した)を向(む)いて茶碗(ちやわん)に注(つ)いだ茶(ちや)を呑(の)んだ丈(だけ)であつた...
夏目漱石 「門」
...幸福(しやわせ)やわ...
火野葦平 「花と龍」
...一例を挙ぐれば彼が自筆の新花摘に射干して(ささや)く近江やわたかなとあり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...その白い柔(やわ)らかな岩の中から...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...そして何処(どこ)にいらせられてももはやわたくしのことはお忘れあるよう...
室生犀星 「津の国人」
...牧は奈何(いか)にもして五百の感情を和(やわ)げようと思って...
森鴎外 「渋江抽斎」
...土がだんだんとやわらかくなると...
柳田国男 「母の手毬歌」
...風はやわらかく水の流れは音高く...
柳田国男 「雪国の春」
...御態度は柔(やわ)らいでいた...
吉川英治 「私本太平記」
...琴を弾じて籠城(ろうじょう)の鬼となっていた将士の心をやわらげ...
吉川英治 「新書太閤記」
...若年時代の体験をその子に物語ったこととして「甲子夜話(かっしやわ)」にある記載を見ると...
吉川英治 「新書太閤記」
...『甲子夜話(かっしやわ)』をあけて見た...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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