...やっとこの隅へ懸ける事になったのです...
芥川龍之介 「沼地」
...やっとこの局所へ逢着(ほうちゃく)した...
芥川龍之介 「羅生門」
...妾の家を探すのにたいへん手間どってやっとこの家を探しあてたので...
海野十三 「三人の双生児」
...やっとこの短いことばを相手にぶっつけた...
海野十三 「少年探偵長」
...こんなさか」それでもやっとこさ...
竹久夢二 「玩具の汽缶車」
...やっとここまで漕ぎ付けた妻と私との距離を...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...それとも何人(だれ)かが泊(とま)りにでも来るだろうか」老人はこんなことを云いながらやっとこさと腰をあげ...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...あなたは本当に不仕合わせな方よ」とマリヤ・コンスタンチーノヴナは泣き出しそうになるのをやっとこらえながら溜息をついた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...やっとこさで、家(うち)へ帰ってみると、やっぱり休ましちゃもらえない...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...やっとこの頃になって少しばかり分りかけて来たような気がするのである...
寺田寅彦 「重兵衛さんの一家」
...やっとこさで安樂椅子のうえに起き直った...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...やっとこさで辿りついたと思うと...
久生十蘭 「だいこん」
...いいあんばいにやっとこさこんな立派な学校へあげることができて――これ...
本庄陸男 「白い壁」
...やっとこれで安心した...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...やっとこの位の字がかけてみると...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...でもまあやっとこうして...
三好十郎 「樹氷」
...ミイラよミイラのおべべが赤と青そうしておかおが真黒け四つよく似たムクロージ五ついつまでねんねして六つむかしの夢を見て何千万何億年やっとこさあと眼がさめて九つことしはおめでとうとんだりはねたり躍ったりとうとう一貫借りました...
夢野久作 「黒い頭」
...やっとこさで法廷の仕事から解放されて...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
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