...もっとも兄貴は相当持っているに相違なかった...
犬田卯 「錦紗」
...もっとも、この妙案は、三根夫が考えついたものではなく、あらかじめテッド隊長のまえで幹部があつまって、ちえをしぼったもので、主として帆村荘六の考えだしたものだった...
海野十三 「怪星ガン」
...これはもっともな次第である...
大隈重信 「日支親善策如何」
...もっとも看守さんに話をすれば針と糸とを貸して下さるのだけれど...
大杉栄 「獄中消息」
...全心的にもっとも明瞭なる時である...
大杉栄 「生の拡充」
...いや、もっとも、女ばかりの家庭で、しかもこんなにきちんとお掃除の行きとどいている家には、かえって同居をたのみにくいものだ...
太宰治 「饗応夫人」
...もっとも、それよりもよほど前に、どこかの実験室でのデモンストラチオンを一度経験していたから、「初物」に対する好奇心だけは既に満足されていたのである...
寺田寅彦 「ラジオ雑感」
...もっとも、これは調査そのものが政治なり事業経営なりにとって、まだ充分に役に立つような形にまで進歩していないことにもよるであろう...
中井正一 「調査機関」
...もっともたいていの場合は...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...もっとも、ブチル・アルコールの蒸気が、雪の結晶形を支配することはわかっていたが、ついうっかりしていたわけである...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...もっとも、評判娘のお辰とは似も付かぬ容貌(きりょう)で、年も三十は幾つか越したでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...もっともペトローヴィッチには...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...養生法においてもっとも戒むるところなれば用心せざるべからず...
福沢諭吉 「学者安心論」
...母親が子供たちに、片眼や・跛や・斜視や・その他いろいろの障害・を真似することを叱るのは、もっともである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...留さんの話がもっとも事実に近かったからである...
山本周五郎 「青べか物語」
...もっとも隠密におこなうことなど...
山本周五郎 「落ち梅記」
...もっともだ」孫策は...
吉川英治 「三国志」
...「ご立腹はもっともですが...
吉川英治 「三国志」
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