...×我々のもっとも誇りたいものは我々の持っていないものだけである...
芥川龍之介 「河童」
...もっともそれは彼女にとって前夜来のまだ解けぬこだわりの故だったかも知れぬ...
犬田卯 「米」
...目を皿のように見開いて全速力のメバル号の速度をもっともっとあげようと努力したのだ...
海野十三 「海底都市」
...もっともらしい口実で彼の犯行を彩るということを」 エセックスは「その彩りに...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...もっとも根本的なものとせねばならないようだ...
高見順 「仏像とパゴダ」
...そして教学としてもっとも著しい嶄然たる特色を有つものは...
戸坂潤 「再び科学的精神について」
...もっとも親しい者にたいしてまで...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もっとも、子供も生れ、愛着もあったのかも知れませんが、わたしはそういうものがまるでないように振舞いました...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...もっとも著しいのは浮世絵(うきよえ)にあらわれた美人...
夏目漱石 「三四郎」
...もっとも、錦子の生れた地方も、他の、みちのくの国々とおなじに、丸年(まるどし)で――満幾歳で数えていたとすれば、こじつけられないこともない...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...彼の入った「白樺」の病棟はY岳の麓にもっとも近く...
堀辰雄 「恢復期」
...もっとも俳句界の盛時というべき元禄と天明とで比較すると...
正岡子規 「俳句上の京と江戸」
...チヨボも廻り舞台も花道も皆芝居には最(もっとも)必要な者で極めて当然な者の如く思ふて居るのである...
正岡子規 「病牀六尺」
...贈り物ではそれがもっとも多く...
山本周五郎 「青べか物語」
...いつも春ごとにもっとも早く花を咲かせる...
山本周五郎 「日本婦道記」
...もっとも無難な戦法と思いますが」秀吉は...
吉川英治 「新書太閤記」
...もっとも大事な倉庫方(くりかた)――金品出納の事務などは――蒋敬を部長とし...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ただ、自分の性格の弱点が、もっとも、危険な羽目にぶつかるのだという反省は、充分にしていた...
吉川英治 「平の将門」
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