...確かにそれだけ楽天的もしくは諦念(ていねん)的であったゆえではないであろうか...
石原純 「日本文化と科学的思想」
...もしくはあまり知られてゐない老樹大木を尋ねて...
薄田泣菫 「独楽園」
...とき折その可能を、ふと眼前に、千里韋駄天(いだてん)、万里の飛翔(ひしょう)、一瞬、あまりにもわが身にちかく、ひたと寄りそわれて仰天、不吉な程に大きな黒アゲハ、もしくは、なまあたたかき毛もの蝙蝠(こうもり)、つい鼻の先、ひらひら舞い狂い、かれ顔面蒼白、わなわなふるえて、はては失神せんばかりの烈しき歔欷(きょき)...
太宰治 「創生記」
...と私は一時にこの現金を数倍もしくは数十倍にもしなければならない目下の事務に返っていた...
谷譲次 「踊る地平線」
...この文章がお前の目に触れていると言うことは、私の秘密は暴かれ家から連行されたか、もしくは、こちらの方がありそうだが、心臓が弱まり、口を緘したまま死ぬかしているに違いない...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「グローリア・スコット号」
...この注意の向き案排(あんばい)もしくは向け具合がすなわち態度であると申しても差支(さしつかえ)なかろうと思います...
夏目漱石 「創作家の態度」
...もしくはこれを叙述するにしても嫌いなように写します...
夏目漱石 「創作家の態度」
...もしくは殆んど変に聞こえるような調子の声で切りだしたが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...押しが強いということもしくは自己を主張することもしくは反抗するということがそれ自身誤っているのではない...
三木清 「語られざる哲学」
...理性の先験的な要素は実験によって証明されもしくは反駁され得るもの...
三木清 「哲学入門」
...「彼が地球の空間的諸關係に依存しもしくは影響される限りに於て」...
三木清 「歴史哲學」
...そこには必然に絵画的(もしくは彫刻的)要素が著しくなる...
柳宗悦 「工藝の道」
...もしくは利用の制限があったかということを...
柳田国男 「故郷七十年」
...もしくはキシネビツというのもある...
柳田國男 「食料名彙」
...単にチャドキといえば午後三時もしくは午前十時頃を意味していた...
柳田国男 「木綿以前の事」
...もしくは黄金万能主義が組織する社会の必然的産物として...
夢野久作 「暗黒公使」
...もしくは芸術愛好者の類で...
夢野久作 「道成寺不見記」
...もしくは対象等の存在をこの一節によって深刻に抽象して直接聴者に霊的の感銘をあたえる...
夢野久作 「能とは何か」
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