...御主人は焼夷弾の直撃でなくなられたようですよ」「直撃でねえ」むっつりした主人の表情を...
梅崎春生 「狂い凧」
...外の事務員達は、てんでに冗談をいいあったり、不平をこぼしあったり、一日ざわざわ騒いでいるのに、T丈(だ)けはその仲間に加わらないで、退出時間が来るまでは、むっつりとして、こつこつ仕事をしていました...
江戸川乱歩 「算盤が恋を語る話」
...むっつりした邪険な...
大阪圭吉 「死の快走船」
...むっつりと黙りこくっているその背に...
高見順 「いやな感じ」
...顔をむっつりあげた時には...
田中貢太郎 「火傷した神様」
...で彼がいつもむっつり黙り込んで皿の中ばかり睨(にら)んでいるもので...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...家政婦の方は前者の様にむっつりやでもなく不平家でもないらしい...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...いつものむっつりした言い方で...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...むっつりしていた...
徳田秋声 「仮装人物」
...むっつりと黙り込んでしまった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...むっつりとこたえた...
久生十蘭 「金狼」
...もとのむっつりした夢想癖に戻ったのであった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...むっつりしている三兄は顔もよく見なかったし...
山本周五郎 「日本婦道記」
...むっつりとふきげんな眼をして溜息ばかりついていた父...
山本周五郎 「柳橋物語」
...岡本君はむっつりして木の葉をむしり取っているばかりだ...
横光利一 「欧洲紀行」
...」笑いもせずむっつりと云う久慈に矢代は顔を赧らめ...
横光利一 「旅愁」
...割合にむっつりな六である...
吉川英治 「醤油仏」
...この娘(こ)のしんねりむっつりが解けましたよ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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