...雑木林が疎(まばら)になつた...
芥川龍之介 「山鴫」
...乏(とぼ)しい粗朶(そだ)のごとく疎(まばら)に散(ち)らかって見えた...
泉鏡花 「海の使者」
...まばらに建っている中に...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...間口の広い割に資本をかけなければ商品がまばらで...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...ウメ子はまばらに草の生えてゐる川べりで...
武田麟太郎 「反逆の呂律」
...往来に人影もまばらであった...
服部之総 「望郷」
...すつかり寝静まつた両側の家は次第にまばらになり...
北條民雄 「道化芝居」
...そしてそれは極めてまばらに蒔かれるが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...歯がまばらになるならば...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...区画整理した分譲地もそこここまばらに住む人が出来ただけで数年が経過していた...
宮本百合子 「犬三態」
...品物がほんの少しまばらに置いてあった...
柳宗悦 「思い出す職人」
...まばらな葉がみな茶色にちぢれて根じめのつもりだろう...
山本周五郎 「さぶ」
...遠く近くから疎(まばら)に聞こえて来るツクツク法師の声に耳を傾けていた...
夢野久作 「笑う唖女」
...枳殻のまばらな裾(すそ)から帆をあげた舟の出入する運河の河口が見えたりした...
横光利一 「洋灯」
...踊場とは別室の酒場の椅子には人人の姿がまばらだった...
横光利一 「旅愁」
...まばらな髯(ひげ)のなかで...
吉川英治 「三国志」
...陽に焦(や)けた顔にまばらな髯(ひげ)を持って逞(たくま)しい浪人が...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...漁師(りょうし)の家がまばらにある...
吉川英治 「宮本武蔵」
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