...一場(ひとば)々々の血なまぐささに夜も碌々(ろくろく)眠られなかつた...
芥川龍之介 「本所両国」
...側なる一團の芻秣(まぐさ)を噛めるあり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...厩(うまや)には未だ二日分許り秣(まぐさ)があつたので...
石川啄木 「天鵞絨」
...まぐさ屋もわずか数ヵ月で廃業である...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...玉太郎は椰子の水が特有ななまぐさいにおいを持っていることに気がついた...
海野十三 「恐竜島」
...三重の人殺しという血腥(ちなまぐさ)い事柄丈けでヘトヘトに疲れ果ててそれ以上の悪業を考える余地がなかったのか...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...まぐさ槽(おけ)のほし草やからす麦を...
ヴィルヌーヴ夫人 Madame de Villeneuve 楠山正雄訳 「ラ・ベルとラ・ベート(美し姫と怪獣)」
...唯もう腥(なまぐさ)い...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...何事か血腥(ちなまぐさ)い騒動が持ち上りそうな雰囲気に腰を浮かせた訳では有りません...
西尾正 「陳情書」
...濟まねえが馬糧(まぐさ)の中を探さしたよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大概の醒臭(なまぐさ)坊主に引けを取らず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...腥(なまぐさ)い臭(にお)いが流れていた...
林芙美子 「風琴と魚の町」
...毎(いつ)も人を秣(まぐさ)とし食うたとある...
南方熊楠 「十二支考」
...馬や車牛(くるまうし)までが結構な秣(まぐさ)にありついたのであった...
柳田国男 「母の手毬歌」
...時は血腥(ちなまぐさ)い維新時代である...
夢野久作 「近世快人伝」
...その垣の内外に山のように積んだ秣(まぐさ)の間から...
夢野久作 「暗黒公使」
...厩(うまや)の裏には馬糧(まぐさ)を刻む音が静かにして...
吉川英治 「新書太閤記」
...柵(さく)の馬糧倉(まぐさぐら)の中へ...
吉川英治 「平の将門」
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