...ポンと卓子(テーブル)の縁(ふち)を敲(たた)く...
石川啄木 「雲は天才である」
...目の縁(ふち)へ...
泉鏡花 「歌行燈」
...接合面のふちに、グリースらしきものが塗られた...
海野十三 「宇宙尖兵」
...そんな折には土地名物の青蠅がやつて来て洋盃(コツプ)のふちで逆立ちをしたり...
薄田泣菫 「茶話」
...休茶屋(やすみぢやゝ)の女房(にようぼ)が縁(ふち)の厚い底の上(あが)つたコツプについで出す冷酒(ひやざけ)を...
永井荷風 「すみだ川」
...眼のふちへ持って行って...
中里介山 「大菩薩峠」
...銅(あかがね)に縁(ふち)どられたる額して...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...余は湯槽(ゆぶね)のふちに仰向(あおむけ)の頭を支(ささ)えて...
夏目漱石 「草枕」
...それを上り尽した土手の縁(ふち)には...
夏目漱石 「行人」
...ただこの順境が一転して逆落(さかおと)しに運命の淵(ふち)へころがり込む時...
夏目漱石 「野分」
...その生墻に代ってその川べりの道を縁(ふち)どりだしているアカシアの並木(なみき)には...
堀辰雄 「美しい村」
...その崖のふちの新しい二階家の――どうしたことか...
牧野信一 「春」
...昨日娘が池のふちを歩きながら...
宮本百合子 「グースベリーの熟れる頃」
...畑のふちへ出て来る男二人の足音)横田 (畑のフチに立停って...
三好十郎 「樹氷」
...食禄(しょくろく)を賜わり扶持(ふち)されてきた...
山本周五郎 「新潮記」
...頬から眼のふちへかけて...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ただ眼光だけがいよいよおん目のふちにくぼをつくって...
吉川英治 「私本太平記」
...井戸のふちで明智の兵の声がした...
吉川英治 「新書太閤記」
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