...わたしは勿論ふだんのように一心(しん)にブラッシュを動かしつづけた...
芥川龍之介 「夢」
...ふだんのおこなひなぞをとりしらべました...
鈴木三重吉 「ざんげ」
...これはこのひとのふだんからの癖なのであろうと思った...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...ふだんは、土蔵の中は薄暗い冷々とした不気味な場所だったが、暴風雨の時には、全く安らかな隔離された場所だった...
豊島与志雄 「蔵の二階」
...」ふだんおとなしい片野さんが...
豊島与志雄 「潮風」
...ふだんの心掛け……...
豊島与志雄 「死の前後」
...ふだん着のままだ...
豊島与志雄 「母親」
...ふだんあれほど御用心なすって...
中里介山 「大菩薩峠」
...平生(ふだん)の自分に戻ってしまった...
夏目漱石 「明暗」
...お前もこれ位の事は平生(ふだん)から心得て居るだらうと云ひました...
楢崎龍、川田雪山 「千里の駒後日譚拾遺」
...ふだんは、すこしにぎやかすぎるくらいで、独りでいることの嫌いな梓さんが、チャーミングさんがお茶に来た次の日あたりから急にものをいわなくなり、広間の隅や寝室の窓のそばでぼんやりと坐っていることが多くなった...
久生十蘭 「キャラコさん」
...平生(ふだん)友達と話してる間でさへ...
正宗白鳥 「假面」
...平常(ふだん)にも友禪(いうせん)づくめで育ツてゐた...
三島霜川 「平民の娘」
...ふだんから會社員の型にはづれて居る爲めに...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...私もふだんのを一つ買った...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ふだん考えていること匿していたのね...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...ニールスはふだんから馬をらんぼうに走らせるのがすきでした...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...白絹の小袖に緋(ひ)の袴(はかま)は、神楽(かぐら)をする時の正装であって、平常(ふだん)、ここの館(たち)で勉強したり掃除をしている時は、大口に似た木綿の袴を穿(は)き、袂(たもと)の短い着物を着て、朝のお奉仕(つかえ)がすむと、めいめいが一冊ずつの書(ほん)をかかえて、禰宜(ねぎ)の荒木田様の学問所へ、国語や和歌のお稽古にゆくことが日課であった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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