...ひき残された大豆の殻(から)が風に吹かれて瓢軽(ひょうきん)な音を立てていた...
有島武郎 「カインの末裔」
...「ひょうたん池のあのアビル……」とロクは言った...
高見順 「いやな感じ」
...ひとり飄然(ひょうぜん)と旅に赴(おもむ)く体裁(ていさい)で...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...わたしは両足が地面に届いた拍子(ひょうし)に...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...すなわち彼らは彼を剽窃(ひょうせつ)者だと誣(し)いた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...兵太郎君はほらふきで、ひょうきんで、人をよくわらわせるが、こういう種類のからかいはあまりこのまない...
新美南吉 「久助君の話」
...五十両剽盗(ひょうとう)に取られたという訴えが出ている」「ヘエ――」「でも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...軽薄浅膚な虚飾心が底の底まで評隲摘抉(ひょうしつてきけつ)され...
久生十蘭 「湖畔」
...蔵人兵衛佐(くろうどひょうえのすけ)などは初めからお随(つ)きしていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...獲物を飽食したあとの若い雌豹(めひょう)のような...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...自分とてもまだ飄々(ひょうひょう)たる風雲の一槍夫(そうふ)...
吉川英治 「三国志」
...われもわれもと上表(じょうひょう)して...
吉川英治 「私本太平記」
...坂東(ばんどう)平野の氷雪(ひょうせつ)になやまされることも...
吉川英治 「私本太平記」
...飄(ひょう)としてここに旅へ吹かれ出た史進の姿は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...自身の認めた弁明の表(ひょう)と共に...
吉川英治 「平の将門」
...鳥の啼き真似をしたひょうきんな男があった...
吉川英治 「源頼朝」
...わしも奈良へ戻るとしよう」飄然(ひょうぜん)と猫背の後ろ姿を向け...
吉川英治 「宮本武蔵」
...一男は突然ひょうきんな顔を妹のすみの方へふりむけた...
吉田甲子太郎 「秋空晴れて」
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