...ぱたぱたと足音のようなものを耳にした...
海野十三 「火星兵団」
...ぱたぱたと、つよい羽ばたきをして、電気鳩は、飛行機をおいかけました...
海野十三 「電気鳩」
...」向こうの方から、呼んでいる声が聞こえ、ぱたぱたと、靴音をたてて、ひとりの少年が近づいてきました...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...スワは父親のあとからはだしでぱたぱたついて行った...
太宰治 「魚服記」
...」ぱたぱたと、洗面所のほうへやって来るスリッパの足音が聞こえる...
太宰治 「パンドラの匣」
...御嬢さんと結婚する気はないですよ」とぱたぱたと順序なく並べた...
夏目漱石 「虞美人草」
...ぱたぱたとね...
林芙美子 「梟の大旅行」
...私はそのままぱたぱたと...
林芙美子 「梟の大旅行」
...頭の上で布がぱたぱた鳴ったが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...」と草履(ざうり)をぱたぱたさせて出て行つた...
平出修 「計畫」
...ぱたぱた 足音のあと おばさんネズミが たる木の すきまから 顔を つきだしてきます...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう訳 「ちょびひげサミュエルのはなし」
...交互にぱたぱたと...
本庄陸男 「石狩川」
...松岡は帯のあたりをぱたぱた叩(たた)いた...
本庄陸男 「石狩川」
...うるさくつてやり切れねえんで――」隣りの紙屋の主人が私の傍へ来て団扇でぱたぱたと足をたゝきながら腰掛けました...
牧野信一 「蚊」
...『だって向うの三角旗や何かぱたぱた云ってます...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...力のない蚊をはらう音がぱたぱた聞えた...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...一切の頭の働きを追ふために彼はぱたぱたと故意に激しく音をたてた...
横光利一 「悲しみの代價」
...「……おい、荷十郎」「うむ?」「門をはいって来るところを確かに見たのか」「見た」「じゃあもう、これへ見えそうなものじゃないか」「来んなあ」「……遅すぎる」「はて」「人違いじゃなかったのか」「そんなことはない」厳(いかめ)しく床を占めて、坐っていた面々も、ふと、間拍子が抜けて、自分の緊張に、自分で力負けを覚えかけて来た頃、ぱたぱたと、草履の音が、控部屋(ひかえべや)の窓の外に止まって、「御一同」と、外から、同輩の顔が一つ、背伸びして、中を覗きこんだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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