...腫物(はれもの)のためなどで左右の目がやや対称をかいているが...
海野十三 「断層顔」
...彼(かれ)の頸(くび)には小(ちい)さい腫物(はれもの)が出来(でき)ているので...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...口のあたりに何やら卑しい腫物(はれもの)の出てゐる...
武田麟太郎 「釜ヶ崎」
...一生涯、村の笑はれもの...
太宰治 「火の鳥」
...その方が腫物(はれもの)を切開して膿(うみ)を出したようで...
徳田秋声 「縮図」
...腫物(はれもの)とも言えるような妙な形の菌様(きのこよう)のものが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...こちらが腫物(はれもの)に触るような気分を濃くしてゆかなければならない因果のほどは...
中里介山 「大菩薩峠」
...おまけに肩から背中にかけて一面に赤く爛(ただ)れた腫物(はれもの)が崩れている有様に...
中島敦 「悟浄出世」
...疳(かん)が高くなってちゃあ」「まるで腫物(はれもの)へ障(さわ)るようで……」「ふうん」と和尚(おしょう)は腕組を始めた...
夏目漱石 「虞美人草」
...何にか腫物(はれもの)にさはるやうな扱ひです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...腫物(はれもの)のようにぶわぶわした畳(たたみ)の上に腹這って...
林芙美子 「風琴と魚の町」
...どうせお前さんは笑はれものなのさ!」「だつて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...まるで腫物(はれもの)にでもさわるように...
平林初之輔 「予審調書」
...前には腫物(はれもの)に障(さは)るやうにして平山を江戸へ立たせて置きながら...
森鴎外 「大塩平八郎」
...五郎太は外科医が腫物(はれもの)を切りひらくように...
山本周五郎 「古今集巻之五」
...口をつけて腫物(はれもの)を吸ってやった...
吉川英治 「江戸三国志」
...体じゅうの腫物(はれもの)に...
吉川英治 「黒田如水」
...亭主の尻の腫物(はれもの)までも知りぬいている...
吉川英治 「新・水滸伝」
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