...みどりの泡をもつ このすがすがしいはかない幸福...
大手拓次 「藍色の蟇」
...はかないばかり憂欝なものはない...
武田麟太郎 「大凶の籤」
...はかないやすけさがやつてくる...
種田山頭火 「其中日記」
...私には彼女がむしろからすうりの花のようにはかない存在であったように思われるのである...
寺田寅彦 「からすうりの花と蛾」
...」庸三はこの恋愛のわずかにはかない虚栄にすぎないことも知っていたが...
徳田秋声 「仮装人物」
...はかない芸術上の努力で...
徳田秋声 「黴」
...はかない恋の成就に祝福を送ることだけを夢中に口走って...
中里介山 「大菩薩峠」
...けれども、一歩退いて考えれば、僕のような人間の、はかない力で、この運命をどうくい止められるでしょう...
浜尾四郎 「正義」
...はかない習慣に落ちてしまふのである...
林芙美子 「浮雲」
...酒場の男の感傷は生ビールよりはかないのですからね...
林芙美子 「新版 放浪記」
...ただのはかない嘱託にすぎない大学講師なんかに停年なんかあるものか...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...はかないまぼろしの見えるまんまに日が立って行った...
宮本百合子 「グースベリーの熟れる頃」
...はかないあぶなっかしいものであると山荘の人が毎日ながめていた小舟へ宮は姫君をお乗せになり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ただ人間のはかない・滅びやすい・下界的特性能力のみであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...抱え車の紳士でなければはかない...
山本笑月 「明治世相百話」
...夢の境で見るやうなはかない色がゆらゆらとわたしの前で入りまじる...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...はかない有機的生存物に對する...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...親子の対面はかないませんぞ」云い終ると...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索
