...のべつに槐(ゑんじゆ)ばかり見ることになつたら...
芥川龍之介 「槐」
...そうした貴方様、勉強家でござりました癖に、さて、これが療治に掛(かか)りますと、希代にのべつ、坐睡(いねむり)をするでござります...
泉鏡花 「怨霊借用」
...二十四時のべつまくなしに国民に聞かせよと言ったけれど...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...みちみちのべつに唄を口ずさみながら...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...ステインドグラスの説明には年号や使徒の名などがのべつに出て来たが...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...この考えがのべつわたしをくるしめていた...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...のべつ衝立の傍へ寄っては...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...いつも加減が悪い上にのべつの喫煙癖のためさらに痛められてる喉(のど)...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...きてからも小さい故障はのべつあるので...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...叫び声がのべつに癇高く響いてゐた...
牧野信一 「毒気」
...何しろ、のべつ、物が失くなる...
吉川英治 「折々の記」
...のべつ人に騙(だま)されておるではないか」「おれはそんなに人に騙されたおぼえはない」「騙されても...
吉川英治 「三国志」
...のべつ敵の越境沙汰がたえない...
吉川英治 「三国志」
...がさがさと林の中をのべつ往来していた...
吉川英治 「三国志」
...一面のそうした小心さにはのべつ破れていた...
吉川英治 「平の将門」
...のべつ埃(ほこり)が立っている...
吉川英治 「宮本武蔵」
...のべつ微塵(みじん)のような火花が咲く...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...のべつに新聞の売店や...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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