...ぬるいや」といって調理室を出て行った...
石川欣一 「比島投降記」
...貝が舌を出すようにふとんから脛(すね)を出して寝た涼しいような暑いような機嫌がいいようなくたびれたような生ぬるいような濁った塩水のようななまぐさいような夕方はまつゆにされるはまぐりのようなこうした詩を...
高見順 「いやな感じ」
...二人で生ぬるい番茶を飲んだ...
太宰治 「パンドラの匣」
...」ぬるい炬燵に半身をもたせて...
豊島与志雄 「白木蓮」
...明治後期以後に慣用されたようなキザな生ぬるいものではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...ぬるい茶を啜(すす)って待っていると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...なまぬるい味噌汁と御飯...
林芙美子 「新版 放浪記」
...そんなことでは手ぬるい手ぬるい」アコ長も...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...此の生ぬるいような味には...
古川緑波 「牛鍋からすき焼へ」
...生ぬるい風がただよう河岸を...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ミツは手ぬるいあん子の肩叩きに...
室生犀星 「神のない子」
...どうかこんどは怒らないで見ていて下さい」「おれはおれの方法を守ってもらいたかったんだ」休之助が弟に与えた案は手ぬるいものであった...
山本周五郎 「風流太平記」
...「竹刀(しない)では手ぬるい...
吉川英治 「剣難女難」
...ぬるい夜風がゆらめくのを知った...
吉川英治 「神州天馬侠」
...信長としては極めて生(なま)ぬるい政策をとって...
吉川英治 「新書太閤記」
...まだまだ手ぬるいと思って帰った様子なのである...
吉川英治 「親鸞」
...この頃は毎晩が肌ぬるいおぼろ夜だった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...生(なま)ぬるい禅坊主が...
吉川英治 「宮本武蔵」
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