...――北国の習慣(ならわし)に...
泉鏡花 「絵本の春」
...赤三角研究団とよびならわしているので...
海野十三 「火星探険」
...もう一般化したならわしにさえなっているのであった...
大阪圭吉 「坑鬼」
...通常人々が荒涼としていると呼びならわしている情景のうちにもわたしに親しみぶかい何物かがあるのを...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...この家のならわしである...
太宰治 「愛と美について」
...ただイワンの国には一つ特別なならわしがありました...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...なあに辛抱しらんねえやうな女ならわしうつちやつちめえまさあ」「それでは私がお安を使つておすがを呼び出すやうにしてやるから其の時今いつたやうな手筈にしたがいゝ...
長塚節 「芋掘り」
...彼をジェラルド太守と呼びならわしていました...
宮本百合子訳 「二つの短い話」
...女の眼には鈴を張れという前代からの言いならわしが...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...花嫁に対して何か遠い国から持って来た美事(みごと)な珍品を贈るという習(ならわし)になっている...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...気候が暑いために余儀なく生じたならわしなのか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...魂が招かれるのがならわしになっているのだ」「おお...
山川方夫 「ジャンの新盆」
...乱世の常とて大抵の者が武芸を収める常習(ならわし)になっているので忍藻も自然太刀や薙刀(なぎなた)のことに手を出して来ると...
山田美妙 「武蔵野」
...必ず晋太郎の寝所をみまうならわしだったが...
山本周五郎 「菊屋敷」
...そして直義の二階堂の営(えい)はたんに“下(しも)御所”といいならわした...
吉川英治 「私本太平記」
...自分の中にないものを未然に感づけといってもそれは無理で……それが咎(とが)められる程ならわしはむしろあなたを責めたい」「どうして」「日向守が坂本城におる間...
吉川英治 「新書太閤記」
...おぬしいうが嫌ならわしがいう」見物の者を押し分けて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「用事があるならわしの部屋へ来い」という返辞であった...
吉川英治 「柳生月影抄」
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