...生木(なまき)の棺(ひつぎ)に裂罅(ひび)の入る夏の空気のなやましさ...
石川啄木 「詩」
...母親はからだに生傷(なまきず)が絶えないのだ...
江戸川乱歩 「疑惑」
...切ったばかりの堅い生木(なまき)はどのほかのものにも増してわたしの目的にかなった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...剥(は)いだ生樹(なまき)の皮をびしゃびしゃと潰(つぶ)していた...
田中貢太郎 「岩魚の怪」
...生木(なまき)を割(さ)かれたやうな感じが胸の奥の方にくすぶつてゐるので...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...この大地の生創(なまきず)はまだ癒(い)えきらないのである...
寺田寅彦 「箱根熱海バス紀行」
...私も生木(なまき)を割(さ)くようなことはしません...
徳田秋声 「縮図」
...中には生木(なまき)の枝までも交えて...
豊島与志雄 「お山の爺さん」
...生木(なまき)のいぶる室内の煙の中の生活は何とかして止めなければならない...
中谷宇吉郎 「雪」
...七巻(ななまき)八巻(やまき)織りかけたる布帛(きぬ)はふつふつと切れて風なきに鉄片と共に舞い上る...
夏目漱石 「薤露行」
...生木(なまき)を割いたのを御存じですかい」「いや知らねえ」「銭形の親分も...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...生木(なまき)を割かれたまま...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...生木(なまき)を割かれて勘兵衞をうんと怨んで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二人とも向脛(むこうずね)に生疵(なまきず)が絶えないとでもいったような気持がしました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
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槇本楠郎 「赤い旗」
...花城(かじょう)や花巻(はなまき)の生徒(せいと)がたくさん泳(およ)いでおりました...
宮沢賢治 「イギリス海岸」
...三本並んだ太い生木(なまき)の柱の中央に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...ただ生木(なまき)を裂(さ)くようなことをなさろうというのではなく...
吉川英治 「親鸞」
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