...どたんばたんといろ/\の物音が矢つぎ早にしたかと思ふと...
芥川多加志 「四人」
...人々が叫びどたんばたんするやうに...
稲垣巖 「父八雲を語る」
...よほどたんまり金がはいったと見える...
海野十三 「少年探偵長」
...最後のどたんばになって...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...不愉快なことは一日延ばしに先へ延ばして土壇場(どたんば)へ追い詰められるまでは云い出し得ない自分の弱い性質を思うと...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...土壇場(どたんば)へ来るとヒヨイと寝返る...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...」「お父さん所(とこ)へ行つて来ます、わての云ふことが無理か、お母さんの云ふことが無理か、―――」「ま、今庄造が戻るさかいに―――」どたん、どたん、と、二人が盛んに争ひながら店の方へ出て来さうなので、慌てゝ庄造は往来へ逃げ延びて、五六丁の距離を夢中で走つた...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...繁三はどたんと戸棚から飛び下りると...
徳田秋声 「足迹」
...やりきれない土壇場(どたんば)に迫って...
中里介山 「大菩薩峠」
...「これからが土壇場(どたんば)だ」と言いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...三ツ胴に土壇払(どたんばら)いというあたりへ行きました? むろん...
中里介山 「大菩薩峠」
...友白はいよ/\土壇場(どたんば)に坐つた心持で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...生命あっての物種というどたん場に遭遇しては...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...三輪が靴のまんま寝台の上にどたんと仰向けになりながら...
「海流」
...面白そうにどたんばたんの騒ぎを見物した...
「海流」
...――おれだって死ぬか生きるかというどたん場になれば...
山本周五郎 「やぶからし」
...どたんと、彼女の体が祭壇の前へ叩きつけられたのがほとんど同じ瞬間だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...咫尺(しせき)へ進んで、直々(じきじき)に、われらの微衷(びちゅう)とみゆるしを、おすがりしてはどうだろう」「いいや」柴進は顔を振った――「まずいでしょう、いい機会ではありますが、ここはその場所でない」すると、このせつな、どこか別な部屋の方で、「あっ、何者だッ」という大喝(だいかつ)と共に、どたんと、床を打ったような響きが聞えた...
吉川英治 「新・水滸伝」
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