...暫く默つてゐてその蕩兒の仕末をどうにかつけてしまへ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...それでもどうにか...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...どうにかその日の糊口(くちすぎ)が出来るやうになつた...
薄田泣菫 「茶話」
...どうにか捉へることが出来たが...
薄田泣菫 「茶話」
...その男が手にナイフと共に一冊の書物を持っているのを私はどうにか見分けることが出来た...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...後はどうにか歌ってのける...
豊島与志雄 「春」
...どうにかなるでしょう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...歸(けえ)るまでにや俺(おれ)もどうにか成(な)ると思(おも)つてんのよ...
長塚節 「土」
...「まあどうにかしているんだろう」彼は常にこう考えた...
夏目漱石 「道草」
...どうにかかうにか...
原民喜 「火の踵」
...七年間どうにか勤めたのであつた...
正宗白鳥 「編集者今昔」
...ただ、どうにかして、この世でゆっくりと、雪之丞に逢いたいためばかりにこそ、あらゆる苦労をして、大奥を抜け出して来たのに――しかし、浪路の、その憂鬱(ゆううつ)の胸に、突然パアッと、赤い火が点ぜられた...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...油汗が、顔をも、肌をも、水を浴びたように湿らして、髪の毛さえ逆立って、醒めて、かえって、夢の中よりも怖ろしく、気味わるく、今にも、旧の主人の怨霊に、取り殺されでもするかのように、「もう、駄目だ! あの方が、姿をあらわして、お責めになるようではもう駄目だ!怖(こ)わや、怖(こ)わや!」と、叫びながら、どうにかして、この蔵二階から、のがれだそうとあせりもがいて、部屋を、ぐるぐると走りまわりはじめた...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...今夜はどうにかなるものと...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...どうでもいいじゃないか? どうにかなるだろう...
宮本百合子 「「インガ」」
...どうにかして、真個の人間の生活に入らなければ生命がつづかない、これでは息がつけない、という所まで切迫して来た...
宮本百合子 「男…は疲れている」
...どうにかやれているのも朝から昼間やっているからですもの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...頂上から最も手近な麓の村へ一直線に降りる分にはどうにか日のあるうちに降りられやう...
若山牧水 「樹木とその葉」
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