...無頓著(むとんちゃく)な博士の身辺護衛(しんぺんごえい)の任にあたっているのだった...
海野十三 「空襲葬送曲」
...局員はそんなことには頓著(とんちゃく)しないのである...
高浜虚子 「丸の内」
...私の怒りに頓着(とんちゃく)なく呟(つぶや)く...
太宰治 「斜陽」
...夫が何や物足らん顔してるのんにも頓着(とんちゃく)せんと...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...彼らはその周囲に何の頓着(とんちゃく)する所なく...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...けれどもそんなことには頓着(とんちゃく)なく...
豊島与志雄 「お月様の唄」
...以前はあれほどむとんちゃくで厚かましかった彼女も...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あとの試合には頓着(とんちゃく)なく...
中里介山 「大菩薩峠」
...そんな事にはむとんちゃくで...
長谷川時雨 「議事堂炎上」
...対手(あいて)があろうがなかろうがとんちゃくなく...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...これに頓着(とんちゃく)せざる者あるが如し...
福沢諭吉 「小学教育の事」
...青天白日に徳利夫(そ)れから私が世間に無頓着(むとんちゃく)と云うことは少年から持(もっ)て生れた性質...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...でもアームストロング船長は無頓着(むとんちゃく)だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...第十一門違(かどちが)い手料理を人に饗(きょう)するものは先方の胃袋が堪うると否(いな)とに頓着(とんちゃく)なく多食せらるるを快(こころよし)となす癖あり...
村井弦斎 「食道楽」
...鞠(まり)に夢中でいる若公達(わかきんだち)が桜の散るのにも頓着(とんちゃく)していぬふうな庭を見ることに身が入って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その間に何事にも頓着(とんちゃく)せぬと云う風をして...
森鴎外 「百物語」
...徳さんは時と処(ところ)とに頓着(とんちゃく)せず...
山本周五郎 「季節のない街」
...彼は頓着(とんちゃく)なく後ろを見廻して...
吉川英治 「私本太平記」
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