...とろりと動かずにたたえている...
芥川龍之介 「水の三日」
...日南(ひな)にとろりと些(ち)と伸びて...
泉鏡花 「遺稿」
...僅(わづか)にとろりとしつゝ目(め)がさめた...
泉鏡太郎 「十六夜」
...とろりと御機嫌のいいときに伯爵はついに女王を説き伏せて...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...黒いとろりとした水が何哩(マイル)もつづいて...
谷譲次 「踊る地平線」
...雲間漏る夕日の鈍い光を浮べて唯とろりとして居る...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...水銀ようにとろりとした清い露のしずくを...
豊島与志雄 「蓮」
...盛り上り……とろりと膏気のありそうな肌をさらして...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...透き通るようなとろりとした肉づき...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...とろりとするような媚を含んで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...氣になるぢやないか」八五郎はとろりとしながらも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...とろりと微睡(まどろ)んでいる...
久生十蘭 「キャラコさん」
...小波ひとつ立てないとろりとした沼の面を辷(すべ)って行った...
久生十蘭 「地底獣国」
...シラキウス産のとろりとした一壜の古ウヰスキイを持参してゐたのである...
牧野信一 「三田に来て」
...とんびとうざえもんはあぶら一升(しょう)でとうろりとろり...
宮沢賢治 「かしわばやしの夜」
...突然とろりとした濃い乳緑の青磁どくとくの釉調が...
室生犀星 「陶古の女人」
...鍋の汁は次第にとろりとした飴色の粘液に変って来る...
横光利一 「夜の靴」
......
若山牧水 「樹木とその葉」
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