...とりわけ新刊物がまるで見えないのに驚いた客は...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...とりわけ酷(ひど)いのは料理で...
薄田泣菫 「茶話」
...とりわけふびんでならなかった...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...とりわけおくがたは琴をたんのうにあそばしまして...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...とりわけ、北大の堀義路教授その他の諸氏が力を入れて研究しているし、昭和肥料会社の電解工場で作る重水は、ノルウェーの電解工場で出来るものより安価であると云うことだ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...とりわけそのこまかな點...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...とりわけその年は秋が早く...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...とりわけ、ベンチや、水飲み台や、まわりの草や花に、いちいち愛想よく別れの挨拶をする底知れない善良なようすを見ると、思わず、微笑んだり、ほろりとしたりする...
久生十蘭 「キャラコさん」
...とりわけて、今晩だけは鼾(いびき)をかかない様にしてもらえないであろうか...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...とりわけ、官吏やフィリッピン人……、まあ、そういったものをあまり好きじゃないらしいんですね...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...鎌倉のうちでもとりわけ暖かく...
久生十蘭 「春の山」
...おれはこの晩のうちに――彼はその特等席に居据ってしまったのである――彼にとりわけ特有らしい...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...とりわけて私に顔をお見せにならない態度には理由のあることでしょう」と言い...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...とりわけ逸品であつた...
室生犀星 「京洛日記」
...とりわけ馬出町(まいだしまち)には眼を引かれます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...とりわけ隠居所の前には亡きあるじ三郎左衛門(さぶろざえもん)が「蒼竜(そうりゅう)」と名づけた古木があって...
山本周五郎 「日本婦道記」
...とりわけ人々の胸にすぐ考え出されていたことは...
吉川英治 「黒田如水」
...とりわけ聡明(そうめい)そうな眸(ひとみ)や...
吉川英治 「三国志」
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