...また枢密顧問官ともなりました...
石原純 「メンデレーエフ」
...鉄ともなりアルミニュームともなるんだ...
海野十三 「宇宙女囚第一号」
...そういう場合に(16)のように「俳句は季題を詠ずる文学なり」とすることは多少無理ともなりますから...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...彼は優れた印象批評家ともなり得たわけだ...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...示唆ともなり予言とさえもなる...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...「文化」は文化住宅式なものともなり更に文化猿又式のものとさえなって了わざるを得なかった...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...大学本校少博士ともなり...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...うっかり刀をぬくこともなりません...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...光り蟲しげく跳びかへる夜の海の青き面をや眺むらむあてなき瞳遠く放たれ息らひたまふ君が側へに寄りそへるに浪はやさしくさしきたりまたひき去る浪遠き渚に海月のひもはうちふるへ月しらみわたる夜なれや言葉なくふたりさしより涙ぐましき露臺の椅子にうち向ふこのにほふ潮風にしばなく鴎鱗光の青きに水流れ散りてやまずせかれぬ戀魚の身ともなりぬれば今こそわが手ひらかれ手はかたくあふるるものを押へたり...
萩原朔太郎 「歡魚夜曲」
...その憂うるところははなはだもっともなりと思えども...
福沢諭吉 「徳育如何」
...この作品を私のものとして世に問ふ唯一の口實ともなりませう...
堀辰雄 「七つの手紙」
...浪路は、あせりにあせって、「それとも厭(いや)と、お言いか? 厭とおいやるなら、強(し)いては頼まぬ――広いとて、江戸の中なら、わたし一人でも、よも、尋ねあたらぬことはあるまい」きッと、睨(ね)めすえるようにして、言い放つ、浪路の目つきに触れると、甚太郎は、竦然(しょうぜん)と、肌が、粟立つのをすらおぼえるのだ――――おお、何という恐ろしい、女子の執念であるのだろう? まことや、むかし、清姫は、蛇ともなり、口から炎を吐いて、日高川の荒波を渡ったとか――このお方を、このまま、すげなく突き放したならば、あられもなく、夜ふけの道を、さまよい出すに相違ない――お美しい目に、あの奇(あや)しい光り、これは、尋常のことではない...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...そういう深い深いともなり(共鳴)を得ているということはどんなことを意味するか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そいで、三人ともなり、その中のどれかを向うに残す必要が有ったら、そうしてくれるように...
三好十郎 「その人を知らず」
...そのため却って退け下すような仕儀ともなりかねない惧れを感じた...
横光利一 「旅愁」
...それが彼の自責となって成績を阻む病癌ともなりがちだった...
横光利一 「旅愁」
...積もる話をすることもなりますまい...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...棒は両端が切先ともなり...
吉川英治 「宮本武蔵」
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