...ともかくも聴衆はつなぎとめておかねばならぬ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ともかくも婦人がはいっていたらどんなに趣味あることだろう...
大杉栄 「獄中消息」
...ともかくそれは、デイモンの馬鹿さ加減を試(ため)すのに丁度おもしろいと思ったからでした...
鈴木三重吉 「デイモンとピシアス」
...知らなかった以前ならばともかくも...
橘外男 「逗子物語」
...それはともかくここに一つ...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...ともかく村の噂(うわさ)によると...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...ともかくも三十一にして彼は立って始めて本舞台に乗り出した訳である...
寺田寅彦 「アインシュタイン」
...九までともかくも不愉快なものである...
寺田寅彦 「電車と風呂」
...ともかくも一応の報告を済ませ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...日本橋か芝か、ともかく、飛脚屋と町役人に聴いて、耳朶のない駕籠屋を捜し出し、どこからどこへ、どんな人間を送ったか訊いて来るがいい」「そんなことならわけはありません」八五郎には初めて事件を手繰(たぐ)る緒口(いとぐち)が分りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...……それはともかく...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ともかく今夜のうちにハムレットを連れて逃げるほうがいいと思いながら謁見室の入口まで来ると...
久生十蘭 「ハムレット」
...ともかくも駒場の農科大学の研究室でこの研究を続行する事ができた...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...奈良、平安の都に街路の命名法として一方を一条二条と名づけ、これに交叉する道路には別の名称を付し、この縦横路線の交叉とその交叉点からの上下もしくは東西によりて地点を決定する方法を用いたのは、元来都城そのものの構成が支那のものを模したのであるから、あるいは支那で行われた命名法を採用したのか知らぬけれども、ともかく、こんな命名法が行われたというのもまた注意しておく必要がある...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...ともかくこのような窯が残るのは羽後にとっては幸である...
柳宗悦 「現在の日本民窯」
...ともかくも支配の地位を...
吉川英治 「私本太平記」
...しかし対等の和談ならば」と、いい、また、充分心のうごいた証拠には、「ともかく、光秀と会見してみての上で」と、まで応じる色を見せて来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...ともかく服装は、いつもきちんとしていないといけなかった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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