...この祖父が京都高倉三条南入ルのところに今もあるちきり屋という名代の呉服屋につとめて...
上村松園 「あのころ」
...サア繰出せと二人して大豪遊を極めたところが...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...ところどころに大きく穴があいたり...
海野十三 「骸骨館」
...仁王門から右へ弁天山へ曲がる角に久米(くめ)の平内(へいない)の厳(いか)めしい石像がある(今日でもこれは人の知るところ)...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...道ノ尾駅についたところだ...
永井隆 「この子を残して」
...高いところへ来ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...投げつけてみたところで...
中里介山 「大菩薩峠」
...一周忌は十日ばかり前に濟ませましたが――」「ところで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...遠いところから來て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「ところで、昨夜のことを、詳しく聽き度いが」「何んにも申し上げることなんかありません、私は二疊の部屋で帶を解きかけて、姉が湯からあがるのを待つて居ると、いきなり氣味の惡い唸(うな)り聲でせう、續いて姉が流しに倒れる音でした、驚いて飛んで行つた時は、もうお仕舞ひで」「何んか言はなかつたのか」「言つたやうでした、でも、窓越しに突かれたのでは、殺された姉にも下手人がわからなかつたかも知れません、わかつて居れば、名前位は言へた筈です」「苦しい――と言つた相ぢやないか」「さう言つたかも知れません、私には、『口惜(くや)しい』と聽えましたが」苦しいと口惜しい、よく似た言葉ですが、意味は大變な違ひです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「ところが?」印東はずるそうにニヤリと笑って...
久生十蘭 「魔都」
...落ち着くところに全てが落ち着いた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...まこと近世での名人なりしと今さら落語家仲間のたたえてやまないところである...
正岡容 「寄席」
...時計の針のところまでは...
宮原晃一郎 「鳩の鳴く時計」
...これほどの広い地域をみたす日本のこく倉の稲田は、つまるところ、現在の世の中のしくみでは、やはり一つの最も投機的な商品ではないのだろうか...
宮本百合子 「青田は果なし」
...(a)ところで歴史の書物は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...是が女房の気前気性の現われるところで...
柳田国男 「木綿以前の事」
...ところへ、徐盛の船手勢も来て、ともに油幕を払ってみたが、「――おらんぞ」「はてな?」雲をつかむように、捜しまわった...
吉川英治 「三国志」
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