...つまるところはいつごろまでには返すからと友人をあざむくことになるのだ...
伊藤左千夫 「去年」
...つまるところ、真の信仰を得よ、とな...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...ねえ、魂も売り渡したし、おまけに借金までしているんだから、つまるところ、ぐうの音も出せやしない...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...「つまるところ――身を滅ぼして...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...つまるところわいろなんですね...
中里介山 「大菩薩峠」
...兄さんはつまるところ二つの心に支配されていて...
夏目漱石 「行人」
...親族会議の方では、古(ふる)門前裏の小屋(こいえ)に、抱え主、親元、小野亭からも人が来て、つまるところは、金高で手をひくように吹っかけたらということになった...
長谷川時雨 「モルガンお雪」
...宗教じゃないんでしょう」つまるところ...
久生十蘭 「春雪」
...つまるところあたしは女の標準から六十度ばかり右のほうへずれている...
久生十蘭 「だいこん」
...以前、参謀本部の地下室で、海外へ派遣される武官に、特殊な諜報教育を授けていた施設を中野電信隊跡へ移し、幹部候補生から選抜した要員に、偽騙(ぎへん)、懐柔、陰謀、破壊というような高度の秘密戦教育を施していたもので、約千人以上の卒業生が、マレー、シンガポール、ビルマ、ジャワ、比島、モロタイ、仏印などの機関基地を中心にして、南方各地で活躍したということだが、つまるところ、重治もその一人だったというわけである...
久生十蘭 「手紙」
...でもつまるところ私はよろこんでいいのであると思います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それはつまるところ「江戸から来た」人間であり...
山本周五郎 「いさましい話」
...昌平はつまるところ眼をつぶるよりしかたがなかった...
山本周五郎 「七日七夜」
...……つまるところ騙(だま)されたり馬鹿にされたりするようにできてるんだ...
山本周五郎 「七日七夜」
...つまるところ」と六郎兵衛が云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...つまるところこれは稀代の女白浪(おんなしらなみ)ではあるまいか...
夢野久作 「斬られたさに」
...つまるところその間(かん)のT子の生活というのは全くの生命(いのち)がけであったに違いないので...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...本人に暗記さしておけばいいようなもんだが、日本人と違って外国人は買収が利くんだから、つまるところ、密書を持たせるよりも険難(けんのん)な事になるんだ...
夢野久作 「人間レコード」
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