...町一ぱいに飛ぶ燕(つばめ)...
芥川龍之介 「続野人生計事」
...彼がこういうふうに猫のように――まさに猫のつばさある兄弟だ――半眼をひらいて坐っているのを三十分ばかり見まもっているうちにわたし自身もどうやら眠気をもよおしてきた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...どら焼・ようかん・金つばの類が硝子(ガラス)器のうえにほとんど宗教的尊崇をもってうやうやしく安置してある...
谷譲次 「踊る地平線」
...曇(くも)つた空(そら)を燕(つばめ)が二羽(は)飛んでゐる様(さま)が大いに愉快に見えた...
夏目漱石 「それから」
...麗(うらら)かな日脚(ひあし)の中に咲く大きな椿(つばき)を眺(なが)めていたが...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...「役に立つばかりが能じゃない...
夏目漱石 「道草」
...栄蔵より四つばかり年下で...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...自分の娘のつばめを殺さうとしたといふのか」「それに違ひないから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...つばめのやうに快活に...
萩原朔太郎 「南の海へ行きます」
...客間(へや)の装飾は、日本、支那、西洋と、とりあつめて、しかも破綻(はたん)のない、好みであった、室の隅(すみ)には、時代の好(よ)い紫檀(したん)の四尺もあろうかと思われる高脚(たかあし)の卓(だい)に、木蓮(もくれん)、木瓜(ぼけ)、椿(つばき)、福寿草などの唐(から)めいた盛花(もりばな)が、枝も豊かに飾られてあった...
長谷川時雨 「江木欣々女史」
...椿(つばき)の花のように素敵にいい唇だ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...「つばめ」か「さくら」のやうに実に猛烈な勢ひで砂塵を巻いて...
牧野信一 「熱海線私語」
...ほんの三つばかりの石を運びあげたかと思ふと彼等はもう怠けはじめて...
牧野信一 「鬼の門」
...およそ戦雲のつばさはどんな法(のり)の山だろうが避(よ)けてはいない...
吉川英治 「私本太平記」
...その殺伐(さつばつ)を好む眼(まな)ざしを一斉に彼へあつめて...
吉川英治 「親鸞」
...生唾(なまつば)をのむ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...口ばたに唾(つば)をこしらえて喋舌(しゃべ)りだすと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...いかに人から唾(つば)をうけようが...
吉川英治 「山浦清麿」
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