...「ついにドン底に落ちた」こういう言葉を心の底からいわねばならぬようなことになった...
石川啄木 「弓町より」
...ついに煙となりはてて...
海野十三 「火星兵団」
...ついにはいるのをあきらめたといってますよ」「えッ」と立花先生はかたい顔になって金谷先生の方に向き直ったが...
海野十三 「少年探偵長」
...二人はついにそれには気づかず...
海野十三 「人造人間事件」
...ついに化して蜂となって養親(やしないおや)の跡を継ぐのであろうなどと想像をたくましうして...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...その原因を研究するうちについに薬剤が発見さるる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ついに人事を尽くし果たして後...
永井隆 「長崎の鐘」
...ついに嘔吐(おうと)をはじめてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ついにこの命令に背(そむ)いて...
夏目漱石 「思い出す事など」
...自分はついに彼女の唇(くちびる)の色まで鮮かに見た...
夏目漱石 「行人」
...それもついに消えてしまった...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...ついに日本のために有利に解決したのであったが...
蜷川新 「私の歩んだ道」
...蓉子に飛びかかりて馬乗りとなり両手をもって同人の頸部(けいぶ)を絞めつけついに同人を窒息せしめた...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...ついに秘書は立ち去った...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...美に交りついに美を忘れる域にまで達するであろう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...ついには驚きのあまり声も出ないというようすになり...
山本周五郎 「風流太平記」
...切望に切望していた持明院統(じみょういんとう)のお一ト方による院宣(いんぜん)はついにこの日までまだ手にすることができなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...ついに再度のかつ大規模なる捕手の出勢を知事に余儀なくさせたのだった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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