...さうして、それが人肌にさへさはれば、すぐに、いい気になつて、ちくちくやる...
芥川龍之介 「虱」
...頬(ほお)には血液がちくちくと軽く針をさすように皮膚に近く突き進んで来るのが感ぜられた...
有島武郎 「或る女」
...すこしちくちくするくらいだよ...
海野十三 「怪塔王」
...強い明るいオレンジ色をして矗々(ちくちく)と立っている...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...直ぐと南京虫がちくちく螫(さ)しに来るので...
薄田泣菫 「茶話」
...阿母(おつか)さんはもう下(した)つ腹(ぱら)がちくちく疼(いた)み出して来る...
薄田泣菫 「茶話」
...しなびかかった悪い花を三人のひとに手渡したことをちくちく後悔しだした...
太宰治 「葉」
...ちくちくしやしなくって? そう言っているのよ...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...ちくちく愚痴をこぼすので...
徳田秋声 「仮装人物」
...雪に反射する太陽の光にちくちくと痛んだ...
豊島与志雄 「運命のままに」
...腕がちくちく痛み...
豊島与志雄 「復讐」
...友を非常な神経質な針のさきのやうなちくちくした痛みを絶えず経験させた...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...ちくちくと冷ややかな軽蔑が決してないことはない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...ちくちく痛(いた)んだし...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...お后(きさき)さまでも宮女でもちくちく螫(さ)される...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...絶えずちくちくとさすのを感ずる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ニュームの角が揺れる度に顔面の皺や窪んだ骨に刺さってちくちくするだけではない...
横光利一 「機械」
...それがちくちくと痛む...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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