...歓楽に耽溺(たんでき)しやすい...
有島武郎 「或る女」
...その旅路は長い耽溺(たんでき)の過去を持った私を寂しく思わせないではない...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...耽溺(たんでき)...
泉鏡花 「薄紅梅」
...緑雨の耽溺(たんでき)方面の消息は余り知らぬから...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...星の世界に耽溺(たんでき)することでした...
江戸川乱歩 「鏡地獄」
...木下杢太郎氏などとさかんに往来してかなり烈(はげ)しい所謂(いわゆる)耽溺(たんでき)生活に陥っていた...
高村光太郎 「智恵子の半生」
...近き頃森田草平(もりたそうへい)が『煤煙(ばいえん)』小粟風葉(おぐりふうよう)が『耽溺(たんでき)』なぞ殊の外世に迎へられしよりこの体(てい)を取れる名篇佳什(かじゅう)漸く数ふるに遑(いとま)なからんとす...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...四辺の空気に快よく耽溺(たんでき)する事ができないで迷っちまいます...
夏目漱石 「虚子君へ」
...劇場主は耽溺(たんでき)生活へ引摺(ひきず)り込んで...
野村胡堂 「楽聖物語」
...ファロー(指定の骨牌一組のうちから出て来る順序を当てる一種の賭け骨牌)に耽溺(たんでき)せんがために...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...阿片耽溺者(あへんたんできしゃ)の酔いざめ心地――日常生活への痛ましい推移――夢幻の帳(とばり)のいまわしい落下――といったもののほかにはどんな現世の感覚にもたとえることのできないような...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...どんちゃん騒ぎや快楽に耽溺(たんでき)し過ぎる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...自己耽溺(たんでき)で...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...丁度古い時代に耽溺(たんでき)してはならないのと同じである...
柳宗悦 「日田の皿山」
...あの執心と耽溺(たんでき)とは想像し得られない...
柳田国男 「木綿以前の事」
...見様見真似に「茶精」の味ばかりに耽溺(たんでき)して...
夢野久作 「狂人は笑う」
...そこに耽溺(たんでき)している新九郎は...
吉川英治 「剣難女難」
...いつの世の中にも多い耽溺(たんでき)主義者だの...
吉川英治 「宮本武蔵」
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