...そうなるとたよりにするものは形のいい一本の葦ばかりであります...
有島武郎 「燕と王子」
...此ふぢづるをたよりとして谷川へくだり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...それから小坂氏の書いて下さった略図をたよりに...
太宰治 「佳日」
...老婆は将来のたよりないことを話して泣いた...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿繊」
...ゆうがたのあかりの下で見たよりもひろびろとしている...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...うれしいたよりが小鳥のうたが冴えかへる初孫が生まれて来るさうな! 私もいよ/\おぢいさんになる!……今日はぞんぶんに飲むつもりで出かける...
種田山頭火 「其中日記」
...わたしはあなたよりはよっぽど年長者だから...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...また長崎奉行の目付ともいふべき代々の和蘭甲比丹から具申する海外ニユースをたよりにしてゐた程度であつたと思はれる...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...もし明日中(あしたじゅう)に何とか音信(たより)がなければ...
夏目漱石 「行人」
...いつでも用心深く身体に当てた撞木杖(しゅもくづえ)をたよりに難儀しながら歩いていき...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...わが役、雲竜和尚、名古屋地区にはまだ出てゐないので、たよりない反響...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...講義録などをたよりに獨學してゐた...
堀辰雄 「麥藁帽子」
......
槇村浩 「餅の歌」
...すべての党員は自分たちがどんなたよりになる党員であるかということについて...
宮本百合子 「共産党とモラル」
...その真実にたより...
宮本百合子 「現代の主題」
...隆ちゃんはあっちへ度々たよりをよこすそうです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...たよりない御性質のように想像をなさることでもございましょうし...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...うつくしと思へどもたよりなく脆きは花の咲くこころなり...
室生犀星 「忘春詩集」
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